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4.チェックポイントは突如現れる!

毎回長々と文章がまとめられずに申し訳ございません。今回も長くなってます。

前回は

正しく走る

ということについて話をさせていただきました。いまいち理解できなかった方は、私の説明が下手で申し訳ございませんが、今一度STEP3を読んでみていただければと思います。

さて、正しく走るという意味を前回の最後の言葉を振り返ると

指定された区間を指定された時間で走行すれば良い

ということでしたね。

通常ラリーでは、全てのルート上において、

  • 1図から10図まで10分で走行せよ
  • 10図から12図までは時速30kmで走行せよ
というように、走行時間または走行速度が指示されます。これがスタートからゴールまで延々とつながるというように理解してください。

4-1図


基本的には、4-1図のようにゴールまで延々と様々な指示通りに走行していくわけですが、各車両がこの指示通りに走っているかどうかは、どうやって判定するのか?というのが問題です。

今の時代ですから、GPSロガーを車両に搭載させて、ゴール後に集計してい・・・・・・・・・ません。将来的にはそうなるかもしれませんが、現在のこの競技ではもう少し違うやり方で判定しております。

それは、

ルートの途中で、監視!

という方法です。途中というのは、至るところで監視しているのか?というと、実際には係員(オフィシャル)の人員的な問題やルートの交通事情等で全ての地点というのは非現実的ですので、通常は数箇所~10数箇所で監視していることになります。

4-1図でたとえると、「12図から時速30kmで走行せよ」という指示があります。この場合、1kmの距離を走行するためには2分掛かるということになります(計算についてはSTEP3を復習しましょう)。

ちょっと戻って、「1図(スタート)から12図まで10分で走行せよ」という指示でしたね。通常ラリーでは、各車両のスタート時刻が指示されます。例えば

10時01分00秒にスタート

だった場合は、12図は何時何分何秒に通過すれば正しく走行できたということになるのでしょうか?これは分かります・・・・・よね?

10時11分00秒

に通過するのが正しいというこになります。

で、12図から時速30kmで走行するわけです。時速30kmは1kmを走行するのに2分必要なわけですから、12図から1km進んだ地点は何時何分何秒に通過すればよいのでしょうか?

12図を10時11分00秒に通過した後は、時速30kmで走行するのですから、12図の1km先の地点は、10時11分00秒に2分を加えた時点で通過すれば正しく走行できたというこになります。つまり

10時13分00秒

が12図の1km先地点を通過する正しい時刻ということになります。

では、12図の2km先は?・・・・・・2.3km先は?・・・・・・4.851km先は・・・・・?

と考えると実は全ての地点において正しく通過する時刻があるわけです。

ちょっとゴチャゴチャになりつつあるころでしょうが、皆さん同じですので大丈夫です。計算とかはこの際置いておいてください。

指定された速度で走ると、全ての地点において正しく通過しなくてはならない時刻があるということをダラダラと説明してきたわけですが、要はこれを言いたかっただけの話です。

話は戻りまして、正しく走行できているかは、途中で監視しているという話でしたね。

指定された速度で走ると、全ての地点において正しく通過しなくてはならない時刻があるということは、当然ならが”途中で監視している地点”にも、その地点を正しく通過した場合の時刻があります。

先に述べましたが、本来であれば全ての地点で監視しなくてはならないのですが、それは無理なので、途中で監視している地点を正しく通過したことで、それまでの走行は正しかったと判定することになりました。

途中で監視している地点を正しく通過したと判定されるのであれば、監視地点までは適当に走行し、監視地点の正しい通過時刻になったら通過すれば良いんでしょ?

・・・・

その通りなんです。監視地点がどこにあるか分かっていれば・・・・。

監視地点がどこにあるか分かっていればそこまで行って待っていればいいんですよね。でも、もし監視地点がどこにあるか分からなかったら・・・・・・・どうします?

ここからの例えは”外国での一例”です。国内の話ではありませんよ。

例えば走行中に

「次の信号の先500mの地点で速度違反の取締りをしているよ!」

という情報が事前に警察の広報誌で案内されていた場合、とある外国のドライバーに聞いたところ、

とりあえず取締り地点の200m手前までは制限速度を超えてパァーっと気持ちよく走行して、200m手前の地点からは制限速度どおりに走行する

と言っていました。ところが、この案内が

「次の信号からのどこかで速度違反の取締りをしているよ!」

だった場合はどうする?と聞いたところ、

次の信号からは、ひたすら制限速度どおりに走るしかないなぁ・・・

とのこと。

と、外国の例はここまで。日本の皆さんは、

「どこで取締りがあるか否かではなく、制限速度を守りましょう」

です。

横道にそれましたが、どこで監視地点が登場するか分からない場合は、結局のところ全ての区間で指示された速度どおりの走行しなくては、正しく走行していることを証明することはできないということになります。

逆に言えば、監視地点の場所を各車両に秘密にしておけば、各車両は指示された速度(時間)どおりに走行しようと努力する。

ということになります。そうすれば、全ての地点で監視をしないで、数箇所で抜き打ち監視をしていれば、まあ概ね全区間を正しく走行しているんではないの?と判定して良さそうだということになるんです。

ということで、

第1種アベレージラリーとは正しく走行することを競う。
正しく走行できているかは、監視地点の通過時刻で判定。
監視地点を秘密にすることで、各車両は全区間で指示通りに走行しようと努力する。

という構図が成り立ってくることになります。

ちなみに、既に察しの良い方はお分かりかもしれませんが、この監視地点のことを

チェックポイント

と呼びます。まあ、そのまま英語にした(逆かな?)だけですね。

今回も大分長くなってきてしまいましたが、結論は

チェックポイントは突如現れる!

ということです。

最後に復習の意味で以下の動画を見てみましょう。

途中で笛を吹いている場所がありますが、これがチェックポイントです。チェックポイントは突如現れて、通過した時刻を記載された小さな紙(チェックカード)が証拠として渡されます。



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